胃・大腸ドックのススメ
がんの早期発見とピロリ菌感染のチェックに
ドックの主な目的は、血液検査などに表れにくい「早期がん」を速やかに発見すること。軽度であれば、内視鏡を使ってその場で切除いたします。がんは早期発見によって防げる病気になってきました。内視鏡挿入時の違和感を抑えているのも、定期的な検査を行いやすくすることで、死亡に至る例を少なくしたいからです。
また、日本人に多い「ピロリ菌」の感染を調べることもできます。この菌は、胃の壁を傷付ける悪癖の持ち主ですから、徹底的に駆除した方が好ましいでしょう。自覚症状のある方はもちろん、大きな病気にかかったことがない方にも、年に1回のドックをお勧めします。
当院では、ご要望があれば、胃と大腸の内視鏡検査を「同時」に受診していただけます。検査に必要な時間は30分ほどなので、お仕事が忙しい方でも、気軽にご利用いただけるのではないでしょうか。むしろ、時間を有効活用するために受診していただければ幸いです。
ピロリ菌のチェックについて
検査方法はいくつかあり、尿や便、あるいは息を調べるものが代表的です。しかし、正確に判定できる可能性はそれぞれ8割前後といわれていますので、複数の検査を組み合わせることが大切です。当院なら、その選択肢に内視鏡を加え、さらに正答率を上げることができるでしょう。
このような心当たりがある方は、早めの検査を
胃・大腸ドックでわかること
胃ドック
口から内視鏡を入れ、食道や胃、十二指腸を詳しく観察していきます。したがいまして、胃炎や胃のポリープに限らず、逆流性食道炎なども診察することが可能です。また、ピロリ菌に感染しているかどうかも、ドックで確認することができます。
大腸ドック
大腸ドックの場合、胃腸とは別の種類の内視鏡を肛門から挿入していきます。代表的な疾患としては、大腸ポリープや大腸がんでしょう。早期に切除できれば、がんの転移を防ぐことも可能です。その他、大腸炎をはじめとした諸症状が認められた場合、組織を摘出し、さらに精密な検査を行います。
胃・大腸ドック費用
胃ドック 15,000円 (税別)
血液検査、胃内視鏡検査、ピロリ菌検査
大腸ドック 30,000円 (税別)
血液検査、大腸内視鏡検査
胃+大腸ドック 40,000円 (税別)
血液検査、胃内視鏡検査、ピロリ菌検査、大腸内視鏡検査
- 何かしらの自覚症状がある方は、保険の適用が受けられます。
- 上記費用には、検査食代とおなかの中をきれいにするお薬(下剤)代が含まれます。
- 検査の結果お薬を処方する場合がありますので必ず保険証をお持ちください。
- 保険診療の内視鏡検査費用については「内視鏡検査の費用」をご覧ください。